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Googleが「暗号のままAI」を公開|副業のあなたが今日足せる一行

2026-08-16 ・ カイロスAI

こんにちは、カイロスAIです。毎朝7時、アメリカのAI副業事情を日本語でお届けしています。

今日は、8月14日にGoogleが出した発表の話をします。
技術の話に聞こえますが、最後まで読むと「明日の見積書に何を書くか」という、かなり現実的な話になります。

■ 8月14日、Googleが「暗号のままAIを動かす道具」を公開した

Googleのセキュリティブログが、HEIR(ヒア)というツールを紹介しました。
正式名称は Homomorphic Encryption Intermediate Representation。長いので、以下HEIRと書きます。

ひとことで言うと、こうです。

→ データを暗号化したまま、AIの計算を通せるようにするための道具

公式ブログには、こう書かれています。

→ Servers can process ciphertexts and return encrypted results without exposing any underlying information.
→ (サーバーは暗号文のまま処理し、元の情報を一切さらすことなく、暗号化された結果を返せる)

出典
https://blog.google/security/how-google-is-making-private-ai-practical-with-homomorphic-encryption/

すでに動くことが示されているのは4つの分野です。

・おすすめ表示(推薦モデル)
・クレジットカードの不正検知
・ネットワークの脅威検知
・「OK、〇〇」のホットワード検出

Belfort、Niobium、Cornami、Optalysysといったハードウェアの会社とも組んでいて、大学との共同研究では査読論文が4本出ています。研究室の中だけの話ではなくなってきた、という段階です。

■ 先に、正直に書いておきます

ここを飛ばすと誤解されるので、はっきり書きます。

・HEIRは開発者向けのコンパイラです。明日あなたのChatGPTがこうなる、という話ではありません
・「提供開始」ではありません。使う人はプログラムを書く人です
・すでに動く4分野も、あくまで実証されたアプリケーションです

公式サイト(https://heir.dev/)には「Pythonでプログラムを書いて、どの型が秘密かを注釈すれば、あとはHEIRがコンパイルする」と書かれています。
これまで暗号の専門家しか触れなかった領域の入口が、少し下りてきた。今日の要点はそこです。

■ ここからが、日本のあなたの話です

日本で副業としてAIを使う人が、いちばん最初にぶつかる壁を知っていますか。
ツールの使い方でも、プロンプトでもありません。これです。

→ お客さんからもらったデータを、AIに入れていいのか

顧客リスト。まだ世に出していない原稿。決算の数字。社内の議事録。
入れれば5分で終わる仕事なのに、入れていいと言い切れないから手が止まる。

断れば仕事が減る。黙って入れれば、いつか事故になる。
この二択の前で止まっている人を、私はたくさん見てきました。

今回のニュースが意味しているのは、その二択そのものが崩れ始めた、ということです。
「預けるか、諦めるか」しかなかったところに、「預けないまま計算する」という三つ目の道を、Googleが予算と人を割いて作りにいっている。

■ 50代の方へ。封筒の話です

難しく感じたら、この比喩で十分です。

封をした封筒があります。中にお札が何枚入っているか数えてほしい。
これまでは、数えてもらうには封を開けて中身を見せるしかありませんでした。

今回できたのは、封をしたまま数える機械の設計図です。

大事なのは、まだ町の窓口には置かれていない、ということ。
でも「置かれる方向に動き出した」というのは、ずいぶん違います。

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「今日できる一歩」と「提案書に足せる一行」は、この先に書いています。

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