
AIが最大14倍速へ。副業で効くのは「やり直せる回数」です
こんにちは、カイロスAIです。毎朝7時、アメリカのAI副業事情を日本語でお届けしています。
今日は「AIが速くなった」というニュースなのですが、大事なのは速さそのものではありません。速くなると何が変わるのか、というところまで一緒に見ていきます。結論から言うと、これは副業をしている方にとって、かなり良い知らせです。
■ 8月13日、アメリカで何があったか
OpenAIが「Ultrafast(ウルトラファスト)」という新しい仕組みを限定公開しました。
自社の最上位モデルを、通常の最大14倍の速さで動かすというものです。速度でいうと毎秒750トークン。トークンというのはAIが文章を書き出すときの単位で、ざっくり「言葉のかたまり」と思っていただければ大丈夫です。
注目したいのは、公式の説明にあったこの一文です。
→ 速さを、競争優位に変える。
これまでこの会社は「賢さ」を売ってきました。難しい問題が解ける、複雑な指示が通る、と。そこへ今回、賢さは据え置いたまま「速さ」だけを引き上げた商品を、別に用意してきたわけです。
つまり、速さそのものに値札が付いた。ここが今回いちばんの変化です。
■ 先に、正直な但し書きを2つ
期待しすぎないように、先に書いておきます。
・今使えるのは、一部の法人のお客さんだけです。個人はまだ触れません。公式も「余力が増えたら広げていく」としか言っていません。
・料金は公表されていません。公式ページに金額は一切書かれていないので、「安く使える」とも「高い」とも、今は誰にも言えません。
ですので、今日この記事を読んで、今日すぐ使える裏技があるわけではありません。そこは正直にお伝えしておきます。
では、なぜ今日この話をするのか。速さが上がると何が変わるのかを、先に知っておいてほしいからです。
■ 変わるのは「作業時間」ではなく「やり直せる回数」
「AIが14倍速くなる」と聞くと、こう思いませんか。
→ じゃあ1時間かかっていた仕事が、5分で終わるのか。
ここが、実はちょっと違います。
仕事の時間の大半は、AIが文字を書き出している時間ではありません。出てきたものを読んで、「うーん、ちょっと違うな」と考えて、指示を変えて、もう一度出す。この行ったり来たりが本体です。
だから速さが上がって本当に変わるのは、作業時間ではなく「1日に何回やり直せるか」のほうなんです。
返事に5分かかると、人は1案で妥協します。待つのが面倒だからです。
返事が20秒で返ってくると、10案出して、その中から一番いいものを選べます。
腕が同じでも、選べる数が違えば、出てくるものは変わります。
■ フィルムカメラと、デジカメの話
わかりやすい例えがあります。
フィルムカメラの頃、写真は1枚ずつ慎重に撮りました。1本で24枚か36枚しか撮れないし、現像に出すまで結果もわからない。お金も時間もかかるから、失敗できなかったわけです。
それがデジカメになって、こう変わりました。
→ とりあえず何枚も撮って、あとで良いものを選ぶ。
このとき、撮る人の腕が急に上がったわけではありません。それでも写真は明らかに良くなりました。選べる枚数が増えたからです。
AIも今、同じ道を通ろうとしています。1回で当てる時代から、何回も出して選ぶ時代へ。
そして、ここが大事なところですが、試行回数というのは、才能ではなく段取りで増やせます。だから個人にとって、この変化はチャンスの側にあります。
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「今日できる一歩」と「提案書に足せる一行」は、この先に書いています。
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